ここ数年のセミリタイア人気は、株式市場の好調が大きな理由の一つであると言われており、今後もセミリタイアするうえで、株式投資は切っても切り離せないものとなりつつあると言えるのではないでしょうか?
そして中でもインデックス投資は、投資信託を使って誰でも簡単に株式投資ができるということもあり、積み立てNISAやiDeCoのように非課税で行える投資(iDeCoは主に投資信託を使った確定拠出年金)は国が作った制度ということもあり、利用者が年々増加しているようです。
私も積み立てNISAとiDeCoは積み立てていますが、これらは、セミリタイアとはあまり関係がない、というか、そもそもセミリタイアを目的としたものではないので、積み立てているからセミリタイアを早くできるといったものでもないと思っています。
積み立てNISAとiDeCoは老後資金目的の制度
この二つの制度は一定金額を積み立てて、株式市場の上昇と非課税のメリットによって長期的な目線で利益を得ることを目的とする制度になっています。
ただ、毎月数万円の積み立てなので、積み立てNISAの場合は仮に利益が出て現金化したとしても、セミリタイアできるような生活を大きく変える金額に増やすことは難しく、iDeCoは年金なので60歳まで原則資金は引き出せません。そのため、これらの制度は将来のために利用する制度であって、早期にセミリタイアするための投資とはならないと思っています。
(ただ、自分の将来のために積み立てていくべきだと思うので、私は利用すべき制度だとは思っています。)
それでは、セミリタイアを目的としてお金を増やすためには、株式投資をどのように利用したらいいのか?
売買目的の株式投資で生活する?
はじめに積み立てNISAやiDeCoのみ取り上げましたが、それ以外に投資信託を積み立てていくにしても、積み立てていくだけでは短期間では大きな資金にならず、大きな利益を得ることもまず不可能なので、株の売買をしなければ、セミリタイアをするためのお金は増えていかない、ということになります。
しかし、株の売買で利益を出し続けていく、というのは途方もなく難しいことです。というか、不可能といってもいいくらいと思っています。運よく、買った株の株価が上がった、ということはあったとしても、継続的に株で稼ぐということは、普通の人では不可能でしょう。
それでも、株で稼ぎたいのなら勉強し続ける、経験を積むということは大事なことだとも思いますが、しっかりと正しい知識、経験を得る、ということを常に続けていかなければならないということになり、半端な気持ちではできないですよね。
それでも、ここ数年でこれだけセミリタイア人気が高まっているということは、投資で稼いだ人たちが大勢いたということでもあると思います。
その人たちはどうやって稼いだのか?
株式市場の大きな上昇の波に乗る
普通の人がある程度高い確率で稼ぐには、市場全体が大きく落ち込んだ時期に買うという方法しかないと思います。
アベノミクスの時期、2020年の暴落の時期に大きく買った人たちは株式市場の大きな上昇に乗ることができました。とはいえ、そのような時期であっても、その時には上がる確信が持てたわけではないです。
リスクをとることができた人たちが、勝つことができたということですね。本当に難しいことです。
今後、このような時期もまた来るかもしれませんが、その間には市場の暴落もあって、悲惨な時期もくるということです。精神的に持ちこたえることができるでしょうか。
投資で、自分の力で長期間稼ぎ続けて生活するということは私にはとうてい無理だなぁ、と感じていますが、勉強と経験は続けていきたいと思っています。
私が、投資本の中で何回も読んでいる本です。
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